2013年11月9日土曜日

四の矢、ではなくて

四の矢、ではなくて

 さて、どうしようかと迷った。戦略的には、引き続いて矢を放つ手もある。しかし、ここはひとまず矛を収めるのが戦略としては得策だと判断したので、このへんで弓矢をしまうことにする。因みに、悪魔の代弁者に採用してやったデエモンのやつは、相変わらず居眠り中である。

「おっさん。おっさん。」
「なんじゃい。あっ、またお前か。今度は何だ。」
「おっさん。戦略、戦略というてはりますけど、本当は戦略なんかないのとちゃうか。」
「何をぬかすか。この野郎。この俺が、戦略なんか考えつくはずがなかろう。戦略があるように見せかけるのも戦略のうちだ。死せる孔明生ける仲達を走らす、だ。現代風に言うと、死せる公明生ける自民を太らす、だ。分かったか。
「おっさん、何言うてるのかよう分からんわ。」


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