2013年11月24日日曜日

アレルギー

小学生の頃には、既に近眼になっていた。中学生になって初めて眼鏡を作った。眼科医に処方してもらった。ところが、どうしたわけか、ものすごい強度の度数の処方をしたのである。実際に眼鏡を作る眼鏡店の人も首を傾げていた。眼科医が言うのだから間違いはないだろう、ということで、そのまま眼鏡を作った。
これが、あだになったと思う。20歳代には既に、強度の眼精疲労、ドライアイに悩ませられた。視力が、だんだん低下しているような感じがした。この目の疲れやすさは、今まで続いている。これは恐怖を伴う。やがて、視力を失うのではないかと。目は生命線である。書物や新聞が読めない。しかし、実際には、耳で本や新聞を読むこともできるのであるけれども。誰かに読んでもらえばよいわけだ。
そこで、色々と情報を集めて自分なりに対策を考えた。まず朝起きたときに、遠くを見つめてピントを合わせる。目を使った作業をした後は、やはり遠くを3分以上は見つめる。その上で、目の周りのツボを指でマッサージする(これについては、出版物もあるし、インターネットでも情報を得ることができると思う)。目の周りの、しこりがあるところがよいのではないかと思う。それから、何と言っても休憩である。山に登るとき、ぶっ続けで登ったのでは、途中で倒れてしまう。どうしても途中で休憩をとらなければ、頂上に達することができない。目も同じである。1時間、目を使ったら、10分か15分位休んだほうがよい。今の若い人を見ていると、とにかく長時間、パソコンやスマートフォンを見続けすぎている。これでは年を取ったら、目のことで悩むことになるかもしれない。やはり休憩を心掛けるようにしたいものである。
次に、栄養である。ビタミンAとビタミンBとタンパク質であろう。ビタミンAは誰でも知っているだろうが、ビタミンBは盲点ではないだろうか。僕の経験から、ビタミンBも重要だと考えた。胡麻や豆がよいと思う。豚肉もよいだろう。ブルーベリーがよく取り沙汰されているが、これについては、よく分からない。アントシアニンという色素が悪いわけもなさそうだが、本当にプラスに働くのだろうか。
バッハは晩年のときに、失明の恐怖におびえていた。読譜をやりすぎたからだろう。日本の山本直純は、若い頃に目を患った。そのために、東京芸術大学で指揮を学んでいたにもかかわらず、作曲家に転向したのである。指揮者になると、とにかく沢山の楽譜を読み込まないといけないからである。


僕にはアレルギーがある。朝、目が覚めると、シャツの背中側に血が滲んでいることがよくあった。原因はふたつある。ひとつは、家畜の餌に混ぜられる抗生物質である。抗生物質については、ずいぶん前から分かっていた。特に卵の場合がひどい。だから、一番の好物であるオムレツやオムライスや丼物を、あまり食べることができなかった。自然食品の店で買ってきた卵なら、だいたい大丈夫である。もうひとつの原因は農薬である。農薬については、長い間分からなかった。数年前に、野菜や果物をオーガニックのものに切り替えた。それを23年間続けた。すると、アレルギー反応がぴたりと収まったのである。原発事故が起きて、オーガニックの野菜や果物のほうが放射能に弱いことに気がついたとき(「自然療法」参照)、慄然とした。玄米や全粒粉の小麦粉も大変である。どくだみ茶や杜仲茶も放射能に弱そうである。魚も、そうである。

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