中国へのメール

今日は、私が中国へ行くための最後の重大なハードル・障害について申し上げなければなりません。この障害を乗り越えなければ、私は中国に行くことができません。

以前からお話ししておりますユング派（Jungian。　Jungian Psychology）及び文部科学省との戦いは、ひとつの山場に差し掛かりました。ここで、ひとまず、何故ユング派は危険で恐ろしいのか、を申し上げます。

ユング心理学では、その個性化の最終段階において「マンダラ」（元型としての「自己」。Self）が夢の中に立ち現われてきたときに、すべてが一変します。ゆったりとした落ち着いた気分になり、心の病さえも治癒すると、ユング派では考えています。しかし、これはキリスト教における、神の恩寵による救済によく似ています。それでは、「マンダラ」は神なのでしょうか。C・G・Jungは、「マンダラ」を神として認めることを、断固として拒否しました（C・G・Jung著『自我と無意識の関係』）。そこで、私は主張し続けてきたのです。「マンダラ」は、確かに超越的な世界と関わりを持っている。それが神でないならば、悪魔であろう、と。実際に、ユング心理学においては、その個性化の初期段階において、元型としての「影」（自己の内なる悪なるもの）を同化しているのです。つまり、自我が悪を取り入れているのです。充分に、悪魔の資格があるではありませんか。実際に、ユング派は「悪」を否定していません。ユング心理学で言う「治癒」とは、悪魔の恩寵による救済なのです。（以上の事柄は、私が自身のWebサイト『ユング心理学批判』で、ずっと主張し続けてきたことの要約です。このWebサイトは、私が外国にいるために、一時閉鎖しています。近く、復活する予定です。）

　以上の私の主張を、日本人は完全に無視してきました。私は、孤立無援になりました。

　仕事をしようとしても、何か邪魔が入ります。その結果、私は極貧に陥りました。日本を出て、外国に来ましても、大したお金の持ち合わせはなかったのです。実は、思いも掛けない多額の出費を余儀なくされたこともありまして、手元には飛行機代さえも残ってはいないのです。友人に借りることもできたのですが、それでは命を賭けた戦いにならない、と考えました。ここ２か月位の間、死の恐怖と不安に脅えています。

　そこで、以前にA大学大学院に入学した時の、詐欺犯罪によって騙し取られた金を取り戻そうとしているのです。推薦状を提出できない「理由書」で書きましたように、名前が挙がっている河合隼雄や氏原寛が、あの詐欺の主犯格ではないかと、最近、考えるようになりました。ですから、あの詐欺犯罪を材料にして、ユング派と、ユング派を恰も国教であるかのように優遇し、援助している文部科学省に対して、四面楚歌の状況に陥った楚の項羽が、敵の囲みを突破しようとするかのような戦いを行っているのです。

　以上のような状況にありますことを、どうか御承知願います。

 以上が、中国へ送ったメールである。